「カナリア」(一部ネタバレあり、、、かも)

  • 2005/03/31(木) 00:48:41

作品名:カナリア
監督・脚本:塩田明彦
出演:石田法嗣、谷村美月、西島秀俊、りょう、つぐみ、甲田益也子、水橋研二、戸田昌宏、井上雪子、池内万作、小須田康人、etc.
[2004年/日本/132分]

新宿にて本日17:00の回を観賞してきました。

オウム真理教の地下鉄サリン事件から10年がたちましたが、この作品はこれらの教団があったと言う事実を題材として描かれた作品という意味で、とりあえず観ておかねば、と思った僕でした。

作品のストーリーなどははしょりますが(詳しく知りたければ公式HP等をご覧あれ〜(^^;))、カルト教団に育ち、教団崩壊後、児童相談所に入れられていた少年、光一(石田法嗣)が、児童相談所を抜け出し、偶然の出来事により出会った同じ12歳の少女由希(谷村美月)と共に妹と母親探しの旅に出る中で様々な人々に出会いながら、苦しみ、絶望し、自立していく様が淡々と描かれ、また一方で、何も変らない大人たちや社会という一面も描かれているように感じます。

映画自体には賛否両論あるようですが、僕個人としては、粛々と描かれている感じと、少々説明調な印象はあるもののメッセージのこもった大人達、子供達の台詞が、救いようのない現代社会の現実と、それでもただただ前に向かって進んでいかなければならない子供達の姿とをリアルに描いていると感じた点で見応えのある良い作品だなと思いました。

最後に光一の髪が白髪になっているシーンだけはこれまでまるでノンフィクションかのように丁寧に作られてきた作品の中で唯一言葉によらない抽象的なメッセージを鮮烈に観る側にぶつけてきたシーンだったと思いますが何度も観ることで様々な事が違う視点で捉える事ができるかもしれない、そんな多面的複合的な要素もあるかもしれません。(一度の観賞だけではその表面的な部分しか追えていないかもしれません)

秀逸だったのは若々しい演技が非常に印象的だった谷村美月さんですね。上手く成長していけばとても良い演技派女優になれるのでは、と可能性を感じました。

脇を固める役者陣にもニヤリとしたくなるぐらい渋い配役で思わず嬉しくなりましたが、キャスティングは誰がやったんでしょうか。その人に拍手喝采!

音楽も結構印象的でマル。テーマ曲でもある「銀色の道」がしみます。エンドロールで流れる向井秀徳の「自問自答<カナリアMIX>」も映画の雰囲気とは異なる曲調ですが個人的にはアリだなぁと思える良い曲でした。

これからこの映画を観る人へ。劇中の台詞の一つ一つを丁寧に聴いてみて下さい。

公式HP:http://www.shirous.com/canary/

「オオカミの誘惑」

  • 2005/03/30(水) 22:21:16

作品名:オオカミの誘惑
監督・脚本:キム・テギュン
出演:イ・チョンア、カン・ドンウォン、チョ・ハンソン、etc.
[2004年韓国/115分]

新宿にあるお気に入り映画館「K's CINEMA」(http://www.ks-cinema.com/)にて本日13:45の回を観賞してきました。

いや〜すごかった。何が凄いって客層が女性ばっかりで。50〜60人位は入っていたと思いますが僕が見たところ男性は3人程度しかいなかった・・・。

で、作品ですが、いや〜、ホントもう女の子の為に至れり尽くせりしまくった映画って感じですね。「猟奇的な彼女」も結構その手の映画とはいえましたが、この映画はそれ以上に幕の内弁当化しているというか。何しろ少女漫画の世界が100%含まれている感じで、この映画を見ている女性はきっと自分をヒロインに置き換えて見てしまうに違いない。あるいは二人の男優のどちらかに恋をして見るパターンか。

つー訳で男の僕はそんな感情移入は出来ない訳で、コテコテに展開していくおとぎ話と、こいつら高校生なのか?!と戸惑いながら淡々と観てしまったという感じ(^^;)。とはいえ全然観ていてストレスが溜まる事もなく気持ち良く観れるライトタッチな作品でした。

決して美人ではないが愛嬌のある誰からも愛される感じのイ・チョンアは自然体が良い感じでしたね。同性のファンからは嫉妬の嵐で大変でしょうが、半端に美人女優じゃない分、作品をまろやかにしてくれていた感じでGoodと言えるでしょう。日本なら今なら竹内結子的な感じ、かな。まったく個人的なイメージですが僕がよく見に行く某小劇団の女優さんにそっくりなので、作品中はずっとその小劇団の女優さんをイメージしながら見ていたかも知れない(苦笑)。ちなみに、カン・ドンウォンは沖田浩之、チョ・ハンソンはTBSの安住アナだと思って見ていたりなんかする(笑)。これって僕だけかな?(笑)

男性諸氏、この映画を見に行くときは相手と時間帯にはご注意を!(笑)

公式HP:http://www.ookami-yuwaku.com/

ク・ナウカ〈mamma-能-janca〉プロジェクト序章「葵上」

  • 2005/03/29(火) 13:45:34

演出:宮城聰
原作:謡曲「葵上」/唐十郎「ふたりの女」
上演時間:約一時間
会場:旧細川候爵邸(和敬塾本館)1Fサロン(目白台)
出演:吉植荘一郎、たきいみき、山本智美、萩原ほたか、石川正義、赤松直美、池田真紀子、大沢由加子、高澤理恵

3月28日16時の回、追加公演を観てきました。

無知な僕は源氏物語の「葵の巻」の中の「車争い」の話もほとんど忘れてましたし(学生時代にかすかに読んだかもなー、程度でしたし(^^;)ハズカシヤ)、唐さんの「ふたりの女」がどんな作品だったのかも知りません。ですが、観劇前にちらしに書かれていた説明書きや解説を読んでおけばかなりすんなりと作品の前提を理解する事ができました。

「葵上」本来のストーリー要約は以下のような感じ(かなり適当ですが?!(^^;))。

出産を控えた葵上は何かに憑かれたのか苦しんでいた。そこで巫女が祈祷をすると六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の生霊が現れる。六条の生霊は葵上に対して後妻打ち(うわなりうち)攻撃〜!(^^;)(うわなりうちとは夫に離縁された前妻らが仲間と協力して腹いせに後妻を襲うこと。前妻vs後妻の争いはかなり頻繁にあったらしい。女性同志のバトルはやはり怖いですねぇ)
六条が消えた後、葵上側は法力に長ける横川小聖に六条の生霊を退治してもらえるように依頼する。さて小聖が祈祷を始めると再び六条が現れる。六条の嫉妬心・怨念の塊を沈めようと六条と小聖は格闘し、最終的に六条の生霊は祈祷により消えていく。

こんな感じでしょうか。
このストーリーを軸に、今回のクナウカの作品では現代の男女を描いた話を重ねながら展開していきます。

なお、ちらしに主宰の宮城さんが書いていた文章によると、〈mamma-能-janca〉プロジェクト序章としての試演会として「葵上」を題材に、プレビュー公演という形ではなく、(秋の新作〈複式夢幻能形式による『オスロー』〉のための)「ワークインプログレス」として、しかしながら一つの独立した楽しめる作品として仕上げている作品との事でした。

とにかくムーバー(クナウカのお芝居は、動きを担当する役割をムーバー、台詞を担当する役割をスピーカーと呼び、1人のキャラクターを2人で演じるという面白い形態をとっているのです。勿論、言動一致で1キャラクターを1人で演じる事もお芝居や配役によってはありますけどね。)が頑張っていたのが印象的で、主要ム
ーバーのまばたき一つ見せないほどの表情と客側に注がれる眼力がスピーカーや楽器演奏と相まって、そこには美加里いずとも確かに次代のクナウカが存在していました。

観ていて惹きこまれるものがありました。特に六条の生霊を演じたたきいみきさんのムーバーに、吉植荘一郎さんのスピーカーが合わさる感じには、嫉妬・愛憎・怨念といった内面が見えないところから伝わってくるような良さが感じられました。

作品の構成にはクナウカならではのオリジナリティーに加えて能の要素や現代劇や身近な言葉の融合など、若手役者陣だからこそのチャレンジもあったように思います。が、始ってすぐの男性の声が音響的に若干聞き取りにくかったり、一部若手演者だからこその中途半端さが感じられたり、日頃のクナウカの楽器演奏に比べるとどうしても見劣りして見えたのも事実。演奏や音響、照明は本公演であるならば改良の余地ありかもしれませんが、公演のスタイルやチケット代金を考えても現段階では十分すぎると思わなければいけないのかもしれません。

会場として旧細川候爵邸(和敬塾本館)1Fサロンが使われていましたが、とても趣のある建物で、今回の作品上演には正にぴったりだったと思います。過去にも何度か会場として使用されているようですが、僕は初めてだったので、過去との違いや効果なども興味がありましたね。

1Fサロンをステージとして用い、中央に病院のベッドが配置され、ベッド上には客席に向かって背を向けて横たわる女性。舞台奥側正面には窓があり外からの光が薄暗く見えている(当日は雨で夕方16時ぐらいだったので)。その窓の手前に横一列に楽器演奏部隊が並ぶ配置になっていました。

それにしてもこれだけの素敵な作品が1000円。上演時間1時間というのも丁度良い感じですし、本当に堪能できました。観れて良かった。終演後の余韻が本当に心地良かったです。

今から秋にやるという新作が楽しみでしょうがありません。

筋肉痛

  • 2005/03/28(月) 11:04:09

この週末、土日ともに以前勤めていた会社のオフィスレイアウト変更
があり、その変更作業のお手伝いアルバイトをしてきました。
(何しろ円満退社だったので、こうして連絡も取り合えるという・・・(^^))

日頃、力作業なんて全然しない上に、日頃の運動不足もあって、自分自身
にとってはかなり動いたなーという感じ(笑)。

今現在、体のあちこちが筋肉痛状態。ほど良い疲労感と共にめったにない
感覚って事で楽しんでおります(笑)。

さてと午後は久々の(?)芝居観賞で外出予定。楽しんできまーす。

+19500(でも含み損は拡大中・・・)

  • 2005/03/25(金) 15:28:10

前場
先日仕込んでおいた4849が本日急上昇。と言うわけで早速売却。
一応利益確定できて満足。

4849エン・ジャパン 376000円買→397000円売

更に1銘柄仕込み完了、でも即1万円強マイナスになっていたりして(苦笑)。
以前から仕込み中の銘柄については更にマイナス幅拡大中。相当に深いところでの
塩漬けになっております。とほほ。

友達に借りた立川志の輔のらくごCDを聞きながらリラックス。
生でも聞いたことがあるけれど演目「はんどたおる」は最高に笑えるねぇ〜。最高です!


後場
後場は見てるだけでした。
それにしても前場と合わせて今日も散々でした。
結局トータルで前日比マイナス4万数千円ほどの含み損拡大。
連日のマイナスで3月の含み益は一切なくなった気がするなぁ。
例年3月の月別収支は良かったはずなのに・・・とほほ。

来週火曜日以降の反発、4月相場の活況に期待します。

「鉄人28号」

  • 2005/03/23(水) 17:50:50

渋谷に出たついでに割と新しい映画館で個人的にもお気に入りなアミューズCQN
にて観てきました。(http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=th&id=11570)

監督:冨樫森
脚本:斉藤ひろし、山田耕大
音楽:千住明
出演:池松壮亮、蒼井優、香川照之、川原亜矢子、薬師丸ひろ子(友情出演)、中澤裕子、高岡蒼佑、伊武雅刀、安部寛、柄本明、中村嘉葎雄、etc.

本当は「オオカミの誘惑」か「カナリア」を観るつもりだったのですが今日は水曜日という事で割引があり1000円で見れるとの事で両作品ともに既に前売券を持っていた為、泣く泣く(?)「鉄人28号」を観ることにしました。

それにしてもなぜに今「鉄人28号」なんだろう。ものすごいストーリー展開に思わずプププとふきだしてしまった。かなり笑えます(笑)。

正太郎少年の祖父が軍事兵器として開発を始め、父が平和利用のために開発を引き継ぎ、現在に至るのが鉄人28号。すごい軍事兵器です。すごい平和利用です。

時代背景がよく分かりませんが、柄本明が演じるおっさんが一人時空を飛び越えて現代にやってきた変人のようで笑えます。

敵ロボットのブラックオックスが東京を破壊するのですが、とても謙虚です。最後の2体の決戦も品川埠頭だったりして周囲に対する気配りを忘れません。敵も味方も実にいい人たちです(笑)。そして鉄人28号の方が直接的に間接的に東京を破壊しています(笑)。それにしてもサイバーテロにしては東京都内3箇所をしょぼく叩くだけで終わってしまってちょっと残念ではあります。せめてゴジラが壊してまわった場所を1つずつマニアックに壊して回って欲しかったっす。

香川照之が演じる科学者たる男。なんとも不思議な魅力がありますが、香川の姿の見た目が一見すると老けて歳をとったSMAP香取クンに見えてしまい・・・笑えます。

CGや視覚効果などは結構いい感じでした。このスタッフたちが「ローレライ」に関わっていたら・・・なんて思っちゃダメでしょうか(笑)。

まあかなりおふざけ気味に感想等を書いてみましたが、なんだかんだ言っても1000円で見れたこともあり、それなりに笑えて、お約束的ですがそれなりにウルウルとさしてもくれて、まあ楽しめます。
街の中を大きなロボットが飛び交ったり、戦ったりするシーンの迫力はやはり大スクリーン、大音響で観た方が確実に楽しいです。ぜひ劇場での鑑賞をお薦めします。

「鉄人28号」公式HP:http://www.tetsujin28.jp/